公開: 2020年3月24日
更新: 2020年3月24日
鍬(くわ)は、田や畑の土を耕すための道具です。平たい刃と、それを手で打ち下ろすための柄が付いています。米作りが中国大陸から日本列島に伝わった頃、鍬も一緒に伝わってきたと考えられています。この鍬は、鉄が日本列島に伝わってきて少したった頃、鉄の刃に木の柄を付けたものに変わりました。鉄の刃は、木の刃に比べて薄く作ることができるので、簡単に土に食い込むので、仕事がはかどったからです。
斧(おの)は、ナイフと同じように古い道具で、石器時代から作られて、使われていました。ナイフが小さなものを切るために使われるのに対して、斧は鋭い刃を木の柄に括り付け、大きな木などを切ったりするために使われました。斧は、戦いのための武器としても使われました。銅と錫の合金である青銅の作り方が分かると、武器の斧の刃は青銅で作られるようになりました。そして、鉄の作り方が伝わってくると、斧の刃は、鉄で作られるようになりました。鉄の方が強くて、鋭い刃を作れるためでした。